就労継続支援B型と作業所の違いとは?やさしく解説
2026年10月19日

「就労継続支援B型と作業所って、何が違うの?」——見学に来られた方から、よくいただくご質問です。この記事では、その疑問に結論からお答えしていきますね。兵庫県高砂市の就労継続支援B型事業所「みらいろ」の支援員が、やさしくお伝えします。
【結論】「作業所」は昔ながらの通称、B型は今の制度上の名称です
先に結論をお伝えします。多くの場合、「作業所」と「就労継続支援B型」は、ほぼ同じ場所を指していることが多いです。「作業所」は昔から親しまれてきた通称で、現在の制度上の正式な名称のひとつが「就労継続支援B型」なのですね。
ですから「作業所を探している」という方が、実際にたどり着く先が就労継続支援B型の事業所、というケースはとても多いのです。ただし言葉の使われ方には幅があるため、次の項目で少しだけ整理しておきますね。
【理由】制度が整えられ、呼び名が変わってきた背景
なぜこうしたことが起きるのでしょうか。理由は、福祉サービスの制度が時代とともに整理されてきたからです。
かつては地域の「共同作業所」「福祉作業所」といった呼び名が広く使われていました。その後、障害福祉のサービスが法律のもとで整理され、今では「就労継続支援B型」といった名称で提供されています。つまり「作業所」は昔からの親しみやすい呼び名、「B型」は制度上の区分、と考えるとわかりやすいですね。
就労継続支援B型の特徴を、やさしくまとめてみます。
- 雇用契約を結ばずに、自分のペースで作業に取り組める仕組みです
- 報酬は「給与」ではなく「工賃」としてお渡しします(金額は作業や状況により異なります)
- 体調や生活に合わせて、無理のない範囲で通うことを大切にしています
なお、雇用契約を結んで働くA型(就労継続支援A型)とは仕組みが異なります。A型は労働法が適用され、賃金は原則として最低賃金以上(減額特例等を除く)とされています。B型とA型は、この点が大きく違いますね。
【具体例】みらいろの作業の様子から
言葉だけではイメージしづらいと思うので、みらいろの現場を少しご紹介しますね。みらいろでは、ネット物販の袋詰めや梱包、検品、パソコンでのデータ入力などに取り組んでいただいています。
先日は、ある利用者さんに発送作業をお願いしました。初めての作業でしたが、一つひとつ確認をしながら、確実に進めてくださいました。楽しそうに手を動かしておられる様子で、こちらまで温かい気持ちになりました。「昔で言う作業所って、こういう場所なんですね」とお話しされる方もいらっしゃいます。
大切にしているのは、その方のペースや希望に寄り添うことです。日々の相談や支援は職員が担い、一人ひとりに合わせた個別支援計画はサービス管理責任者が作成します。作業の内容や通い方は、ご本人の状況に合わせて一緒に考えていきますよ。くわしくは仕事内容のページもご覧くださいね。
よくある質問(FAQ)
Q. 「作業所に通いたい」と思ったら、どこに相談すればいい?
A. まずはお近くの事業所へ見学や相談をされるのがおすすめです。みらいろは高砂市・加古川市・姫路市・播磨町・稲美町の方からもご相談をいただいています。利用の可否は市区町村の個別判断となりますので、お問い合わせからお気軽にご連絡くださいね。
Q. 工賃はどのくらいですか?
A. 工賃は作業内容や状況により異なります。金額は一律に決まっているものではないため、気になる方は個別にお問い合わせください。
Q. 手帳がなくても利用できますか?
A. 状況により相談できる場合があります。利用資格や支給決定は市区町村が個別に判断しますので、まずはご相談ください。
【まとめ】呼び名は違っても、大切なのは「あなたに合う場所」
あらためて結論です。「作業所」は昔ながらの通称、「就労継続支援B型」は今の制度上の名称で、実際には同じような場所を指していることが多いです。呼び方に迷っても大丈夫。大切なのは、その名前ではなく、あなたが安心して通える場所かどうかですね。
みらいろでは見学を歓迎しています。作業の雰囲気を実際に見ていただくのがいちばんです。施設紹介・見学のページやみらいろについてもぜひご覧ください。ゆっくり一緒に考えていきましょうね。
※2026年9月24日 現在の情報です。制度・金額・条件は変更される場合があるため、最新情報は事業所および市区町村・日本年金機構・ハローワーク等の公的機関へご相談・ご確認ください。


