在庫を数える朝、ページに記された数字が物語ること。ネット物販の就労継続支援B型で見つける仕事の意味
2026年7月10日
最近、珍しい切り絵の御朱印が話題だと聞きました。季節の花や風物詩を細かく彫り出した作品だそうで、ぼくもそういう「目に見える形で季節が重なっていく」というのが、どことなく好きです。🌈
きょうも、みらいろの作業スペースは朝日が差し込んでいました。あるメンバーさんが、前日に出品・発送した商品の数を、静かに記録していました。
在庫表を開いて、ペンを握る手。「きのう、これだけ売れたんですね」——ぼくがそばにいると、メンバーさんはそっと呟きました。数字を追いながら、一欄一欄、丁寧に記していく。その作業は、単なる「数を入力する」のではなく、「誰かがこの商品を手にした」という事実を、自分たちの手で記録していくことなんだと、ぼくは感じました。
ページの上には、昨日の数、その前の数が並んでいます。それらを眺めながら、メンバーさんは「この商品、最近よく売れるんだ」と気づきました。その気づきが、次の仕事——商品の出品数を調整する、説明文を工夫する、といった判断へつながっていく。小さな数字の積み重ねが、やがて大きな流れになっていく。
誰かの「欲しい」が、ページの数字に変わり、その数字が自分たちの記録になり、また次の工夫へ進む。そういう一本の線が、ここにはあるんだと、ぼくは思いました。✨
こうした記録作業も、ネット物販に携わる仕事の大切な一部です。ぼくたちみらいろは、出品・梱包・検品・シール貼り・在庫記録まで、一連の流れのなかで、メンバーさん一人ひとりが「今日もできた」と感じられる場所でありたいと思っています。
就労継続支援B型で向き合う、毎日の仕事の実感
在庫の記録は、一見すると「単純な事務作業」に見えるかもしれません。でも、その数字の一つひとつには、メンバーさんの手で梱包した商品、検品で確認した品質、POPで紡いだ説明文——そういった仕事の積み重ねが映っています。
就労継続支援B型みらいろでは、商品の出品から発送準備、検品、シール貼り、そして在庫の記録まで、ネット物販に関わるさまざまな軽作業に取り組んでいます。どの作業を担当するか、週に何日通うかは、サービス管理責任者が本人の意向を聞き取ったうえで、個別支援計画のなかで一人ひとりに合わせて決めていきます。
大切なのは、その「できたこと」が、実際に誰かの手に届く商品へつながっているということ。数字として目に見える形で、自分たちの仕事が反映されていく。そういう実感が、毎日の「今日もできた」を支えています。🌿
自分のペースを見つけながら、少しずつ前に進む
みらいろに通うメンバーさんたちは、みんな同じペースではありません。ある方は出品作業を中心に、ある方は梱包を丁寧に進める、ある方は検品で細かな傷を見つけることが得意——そうした一人ひとりの「できる」「得意」を大切にしながら、職員が日々の相談と支援をしています。
また、みらいろ(B型)で力をつけたメンバーさんのなかには、雇用契約のある姉妹事業所「かえで」へステップアップしていく方もいます。同じネット物販の仕事ですので、培った技術や経験がそのまま生かされます。
みらいろは、兵庫県の高砂市・加古川市・姫路市・播磨町・稲美町からご利用いただける場所です。ネット物販の仕事内容や、自分のペースで働く環境について、詳しく知りたい方は、ぜひお気軽に施設の見学やご相談をお待ちしています。
地域とのつながりのなかで、働く意味を見つける
ぼくたちが大切にしていることの一つに、地域の人とのつながりがあります。ネット物販という仕事を通じて、遠く離れた誰かに商品が届き、その誰かの生活に少しの喜びをもたらす——そういう見えない線でつながっていることを、メンバーさんが感じられるような環境づくりを心がけています。
朝の在庫記録の場面も、実はそうした「つながり」を感じる瞬間の一つです。数字を通じて、自分たちの仕事が誰かの「欲しい」と出会っている。その喜びが、また明日の仕事へのちからになっていく。☺️
もし就労継続支援B型での仕事に関心がおありでしたら、何かご不明な点があれば、いつでもみらいろへお問い合わせください。ぼくたちは、一人ひとりの「できた」を大切に、小さな橋をかけ続けていきたいと思っています。


