色ペンで商品の魅力を紡ぐ朝。加古川市の就労継続支援B型で見つける、自分のペースの働き方
2026年7月9日
7月の朝日が、机の上の色ペンを優しく照らしています。🌈
最近、ぼくがこの季節に感じることがあります。地域の中で、園児たちが街頭で啓発活動をしたり、地域の皆さんが一緒になって「より良い社会へ」という思いを紡いでいたり。そういう「誰かのために」という気持ちが、この町全体に流れているのを感じるんです。みらいろでメンバーさんが取り組んでいる仕事も、実はそれと同じ。誰かの笑顔につながる、小さな橋をかけるような営みなんだと思います。
きょう、あるメンバーさんが手書きのPOPづくりに取り組んでいました。
商品の魅力を、自分の言葉で色ペンに乗せていく作業です。赤、青、黄色……色とりどりのペンが、白い紙の上をゆっくり動いていきます。「この商品、こんなところがいいですよね」という思いが、そのままペン先に表れるような。そういう作業です。
きょうは、そのメンバーさんが、いつもより少し迷っているようでした。「どんな言葉を書こうか…」という小さな問い。何を伝えたいのか、どう表現するか。ぼくが見守る中で、メンバーさんは何度も色ペンを置いたり、また握ったり。その繰り返しでした。
でも、その時間そのものが大切だったんだと思います。✨ 迷いながら、考えながら、商品のことを思いながら。そうして書き上がったPOPには、その人の丁寧さが宿っていました。完璧じゃなくてもいい。その人が、その時に、精いっぱい紡いだ言葉の方が、ずっと誰かの心に届くんだと感じます。
こういう「今日もできた」の積み重ねが、みらいろの中にはあります。☺️
手書きPOPは、ネット物販の大切な仕事の一つ
就労継続支援B型みらいろで取り組むネット物販の仕事は、出品から梱包、検品、そして値札やPOPづくりまで、様々な工程があります。このPOPづくりは、商品を購入してくださる誰かに向けて「この商品の良さを伝える」という、ぼくたちの思いが最も直接的に届く場面です。
色ペンで、手書きで、商品の魅力を綴る。それは、単なる「商品説明」ではなく、メンバーさん自身の視点・感性が活かされる作業なんです。
- 商品の特徴を観察して、自分の言葉で表現する力
- きれいに、丁寧に、色遣いを考えながら書く集中力
- 誰かの「欲しい」につながるような、前向きな表現を選ぶ力
こうした力は、一朝一夕には育ちません。毎日毎日、メンバーさんが迷ったり考えたり、時には上手くいかなかったり。そうした過程の中で、少しずつ磨かれていくものです。
加古川市の就労継続支援B型、みらいろの働き方とは
加古川市、そして高砂市・姫路市・播磨町・稲美町からもメンバーさんが通っていただいているみらいろ。ここは、雇用契約を結ばない「就労継続支援B型」という福祉サービスです。
工賃(給与ではなく、仕事を通じた報酬)を得ながら、ネット物販の軽作業に一人ひとりのペースで取り組む場所。大切なポイントは、「一人ひとりのペース」というのが、本人の気分や都合で自由に変わるのではなく、サービス管理責任者が作成する個別支援計画にもとづいて決められるということです。
つまり——
- 本人の希望・状態・目標をしっかり聞き取る
- サービス管理責任者が個別支援計画を作成する
- その計画に沿って、職員が日々の相談・支援を行う
- 無理のない、でも確かなステップアップを目指していく
このサイクルの中で、メンバーさんは「今日もできた」を積み重ねていきます。
みらいろから、ステップアップへ
みらいろで自分のペースをつかみ、ネット物販の仕事に慣れてきたメンバーさんの中には、さらに一歩進んで、雇用契約のある「就労継続支援A型」の姉妹事業所「かえで」へステップアップしていく道もあります。
B型で育ててくださったその力を、より安定した雇用環境の中で活かしていく。同じネット物販の仕事だからこそ、移行もスムーズです。🌿
もし、自分のペースで働くことに不安があったり、今の自分にどんな支援が必要か知りたいなら、気軽にみらいろへご相談ください。見学も随時受け付けています。ぼくたちと一緒に、小さな橋を架けていきませんか。


