商品の写真を撮って、言葉を紡ぐ朝。就労継続支援B型で見つける、自分のペースの働き方
2026年7月6日
7月の朝日が、机の上の商品たちを明るく照らしていました。☺️
最近、雑誌やニュースで「写真展」の話題をよく目にします。被写体の魅力を光と角度で引き出す……そういった視点って、ぼくたちの仕事の中にもあるんだなって思うんです。
きょう、あるメンバーさんが、ネット物販の商品出品作業に取り組んでいました。📸 その日の仕事は、新しく入荷した商品の写真を撮って、その商品を説明する言葉を書くこと。シンプルだけど、実は奥深い作業です。
そのメンバーさんは、最初、商品をどう撮ったらいいのか、どんな角度がいいのかで、少し迷っていました。ぼくが近づくと、「背景はどうしたらいいですか?」と聞いてくれました。ぼくたちは一緒に、白い布を敷いてみたり、光の当て方を少し変えてみたりしながら、その商品がいちばん素敵に見える角度を探していきました。
写真が撮れると、今度は説明文です。「どんなことを書いたらいいですか?」とのこと。ぼくは、「この商品の、ここがいいなって思うことを、そのまま言葉にしてみてください」と伝えました。
すると、そのメンバーさんは、商品をじっと見つめて、ゆっくり、丁寧に書き始めたんです。「色が上品で、どんな季節にも使えそうです」「手触りが優しくて、毎日使いたくなります」——お客さんの気持ちになって、その商品の良さを言葉にしていました。✨
書き終わると、「こんな感じで大丈夫ですか?」と確認してくれました。その文章を読んで、ぼくは素直に「すごくいいですね。読んでいて、欲しくなります」と伝えました。
その時、メンバーさんの表情が、ぐっと柔らかくなったんです。「そうですか……良かった」と、ほっとしたような声で言ってくれました。
ぼくが感じたのは、この方は「写真を撮る」「文字を書く」という作業そのものもそうだけど、その先にいるお客さんのことを思いながら仕事をしているんだ、ということでした。🌈 だから、丁寧に、丁寧に進めていくんです。
こういう日常のなかで、ぼくはよく思うんです。働き方って、ひとつじゃないんだ、ということを。
就労継続支援B型とA型、働き方が違う理由
みらいろは「就労継続支援B型」という福祉サービスです。では、B型とA型では、いったい何が違うのでしょうか。
いちばん大きな違いは、次の3つです:
- 雇用契約:B型は雇用契約を結ばず、サービスを利用する形。A型は事業所と「労働者」として雇用契約を結びます
- 賃金と工賃:B型は「工賃」という形で、作業の成果に応じた報酬。A型は「給与」で、最低賃金以上が保障されます
- 通い方と支援:B型は、サービス管理責任者が個別支援計画を作成し、その人の状況に合わせた無理のない通い方を一人ひとり決めていきます。A型は原則、週5日の就労が基準です
先ほどのメンバーさんは、今、みらいろでのペースをつかんでいる途中です。出品作業の一つひとつを丁寧に重ねながら、自分の力を確かめている。その過程を、ぼくたち職員は、相談や日々のサポートを通じて見守っています。
自分のペースをつかむ、という大切さ
就労継続支援B型 みらいろでは、ネット物販の軽作業(商品の出品、梱包、検品、シール貼りなど)に取り組みながら、地域との つながりを大切にしています。
「自分のペースをつかむ」というのは、自由気ままに通えるということではなく、サービス管理責任者が作成する個別支援計画にもとづいて、その人に合った無理のない進め方を一緒に見つけていく、ということです。体調のこと、得意・不得意なこと、将来のこと——そういった本人の希望や状況をていねいに聞き取ったうえで、計画が作られます。
きょう出品作業をしていたメンバーさんも、その日のコンディションに合わせて、どの作業に取り組むかを職員と相談しながら進めています。「疲れたので今日は軽い作業にしましょう」という日もあれば、「今日は調子がいいので、この作業にじっくり取り組みたい」という日もある。そういった、その人の状態に合わせた柔軟な支援が、B型の大切な特徴です。
B型での経験が、A型へのステップアップにつながることもあります
みらいろで自分のペースをつかんで、力がついてきたメンバーさんのなかには、姉妹事業所の「かえで(就労継続支援A型)」へステップアップしていく方もいます。
A型では雇用契約のもと、週5日の就労が基準になりますが、同じネット物販の仕事なので、みらいろで身につけたスキルがそのまま活かせます。新しい環境への移行も、比較的スムーズです。
ですから、B型とA型は「どちらが上か」という関係ではなく、その人の状態や希望に合わせて選べる、異なる働き方なんです。🌿
きょうの出品作業の中で、ぼくたちが大切にしているのは、その瞬間、その方が「できた」と感じることです。写真が撮れた、言葉が書けた、「いい出品ができた」と思える。その小さな積み重ねが、自信につながり、次へのペースになっていくんです。
兵庫県高砂市・近隣エリアで、自分に合った働き方を見つけたいとお考えでしたら、ぜひ一度、みらいろへお気軽にご相談ください。見学や体験も、いつでもどうぞ。


